2022年、新しい合唱団が生まれた
世界最高峰の古楽演奏団体、
オランダバッハ協会の音楽監督を
2018年まで35年間務めた ヨス・ファン・フェルトホーフェン
彼が音楽監督を務める合唱団が日本に誕生しました
この合唱団は5年間という期間限定で、
年に一度のペースで5回の演奏会を予定しています
【ヨスコア5ヵ年計画】
2023年 ハイドン「天地創造」
Haydn "Die Schöpfung"
2024年 メンデルスゾーン「エリアス」
Mendelssohn "Elias"
2025年 ブラームス「ドイツ・レクイエム」
Brahms "German Requiem”
2026年 モーツァルト「大ミサ」
Mozart "Great mass in c minor"
2027年 バッハ「ヨハネ受難曲」
Bach "Johannes-Passion"
合唱指揮は、バッティストーニとの共演等、
数々の演奏会を成功に導く実力派、山神健志
山神のもと回を重ねるごとに力をつけるヨスコア
2027年の最終回までぜひご期待ください
メッセージ
東京の新しい合唱団のみなさん
私が生まれた家の前には、14世紀に建てられた大聖堂がありました。子供の頃、そこでパレストリーナ、メンデルスゾーン、ブラームスのモテットや、バッハ、モーツァルト、ストラヴィンスキーのミサ曲などを歌いました。
その後、私はこうした音楽を指揮するようになり、作曲家たちが活動していた土地を訪れるようになりました。彼らの音楽を知り、理解することに人生の半分を捧げました。そしてこれらの音楽は、今では私の心と体に深く根付いています。
私の名前を冠した合唱団を立ち上げるというお話は、とても名誉なことだと思っています。私は地球の反対側に住んでいますが、私自身が学び経験してきた音楽の素晴らしさを、文化の異なる熱心な歌い手に伝えることができるのはなんて素敵なことでしょう。音楽には国境がありません。世界中の人々が、偉大な名曲の同じ楽譜を使っています。バッハ、ハイドン、メンデルスゾーン、ブラームスは世界の市民となりました。これから始まるプロジェクトでみなさんにお会いできることを楽しみにしています。
ヨス・ファン・フェルトホーフェン
A new choir in Tokyo
In front of the house where I was born stood a huge cathedral from the 14th century. All my childhood I sang there: the motets of Palestrina, Mendelssohn and Brahms. The masses of Bach, Mozart and Stravinsky. Later I started conducting that music and travelled to the places where these composers worked. I dedicated half my life to getting to know and understand their music. And this music is now deeply rooted in my heart and mind.
The invitation to start a choir that bears my name feels like great honor. I live on the other side of the world, but it is fantastic to be able to pass on all the richness and knowledge I have experienced myself to enthusiastic singers from another culture. In music, there are no boundaries. All over the world people use the same score of the great masterpieces. Bach, Haydn, Mendelssohn and Brahms have become citizens of the world. I hope to meet you at one of the upcoming projects!
Jos van Veldhoven
実績と予定
第一回演奏会
2023年2月19日
東京オペラシティコンサートホール
ハイドン「天地創造」
ソプラノ:松井亜希
アルト:青木洋也
テノール:櫻田 亮
バリトン:与那城敬
管弦楽:レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ
第二回演奏会
2024年2月24日
東京オペラシティコンサートホール
メンデルスゾーン「エリアス」
ソプラノ:中江早希
アルト:杉山由紀
テノール:櫻田 亮
バリトン(エリアス):大沼 徹
アンサンブル・ソリスト
ソプラノ:櫻井愛子
アルト:野間 愛
テノール:河野大樹
バリトン:外崎広弥
バリトン:小池優介
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
第三回演奏会(予定)
2025年2月22日
東京オペラシティコンサートホール
メンデルスゾーン「詩篇42番」
ブラームス「ドイツ・レクイエム」
ソプラノ:中江早希
バリトン:加耒 徹
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮・音楽監督
ヨス・ファン・フェルトホーフェン
Jos van Veldhoven
オランダ・バッハ協会の芸術監督を35年以上務め、同協会を世界的なアンサンブルに育て上げた。バッハ珠玉作のCDシリーズ制作を主導、日本を含む世界各地でコンサートツアーを行った。さらにバッハ全作品の演奏を再収録、オンラインで全世界配信をかなえるという画期的なプロジェクト「All of Bach」を推進し高く評価されている。古楽の分野でテレマンやグラウンのオラトリオ、バッハ『マルコ受難曲』の再現や17世紀の知られざる音楽対話劇といった新たなレパートリーを披露、バロック・オペラの現代初演も数多く手がけた。2001-2010年、ボンとエッセンのオペラハウスで、ヒルスドルフ演出によるヘンデルのオラトリオをシリーズ上演。客演指揮者としてオランダ国内はもとより世界各地で多くの合唱団や著名なオーケストラを指揮、またアムステルダム音楽院とハーグ王立音楽院で30年以上にわたり合唱指揮の教授も務めている。2007年、古楽界における革新的な功績を称え、オランダ・ベアトリクス女王よりオランダ獅子勲章、騎士の称号を授与された。
合唱:ヨス・ファン・フェルトホーフェン合唱団
合唱指揮:山神健志 YAMAGAMI, Takeshi
自由学園最高学部卒業、東京芸術大学卒業後イタリアに留学。帰国後、合唱指揮者として活動を開始。
現在は、児童合唱から大規模な混声合唱まで多くの合唱団の常任指揮者をつとめるほか、各地で市民参加による公募合唱団を指導。その的確な指導は共演した内外の指揮者から信頼されており、最近ではアンドレア・バッティストーニ指揮:ヴェルディ『レクイエム』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』、マーラー『千人の交響曲』、ウォルトン『ベルシャザールの饗宴』、ベルリオーズ『レクイエム』などの合唱指揮を担当した。また、古楽界の巨匠・ヨス・ファン・フェルトホーフェンを常任指揮者として2022年誕生した「ヨスコア」の合唱指揮を務め、第一回公演ハイドン『天地創造』は好評を博した。児童合唱の分野でも定評があり、これまで荒川少年少女合唱隊やゆりがおか児童合唱団の演奏会を指揮した他、オーケストラと歌う素晴らしさを子どもたちに体験してもらおうと精力的に活動し、これまでにジョン・ラッター『子どもたちのミサ』(オーケストラ版日本初演)、上田真樹「あらしのよるに」(オーケストラ版委嘱初演)をはじめ、多くのコンサートを企画、指揮している。
5ヵ年計画
2023年
ハイドン「天地創造」
Haydn "Die Schöpfung"
2024年
メンデルスゾーン「エリアス」
Mendelssohn "Elias"
2025年
ブラームス「ドイツ・レクイエム」
Brahms "Ein deutsches Requiem"
2026年
モーツァルト「大ミサ」
バッハ「マニフィカト」
Mozart "Missa in c, K.427 Große Messe"
Bach "Magnificat in D-dur"
2027年
バッハ「ヨハネ受難曲」
Bach "Johannes-Passion"
©️2022 Jos van Veldhoven Chor